フィンペシアはミノキシジル外用薬やサプリメントと併用して効果アップ!

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フィンペシアはミノキシジル外用薬と併用して効果アップ

うーん、フィンペシアのおかげで抜け毛の症状は落ち着いてきたものの、停滞状態という感じも否めないな……。フィンペシアの効果をもっと高める方法はないだろうか……。

お悩みのようだな、スカ次郎!

フサ男!ああ、実は最近、フィンペシアの効果に身体が慣れ始めてきちゃってる感じがしてさ……。もっと効果を高められる方法ってないかな?

それなら、ミノキシジル外用薬やサプリメントの併用がおすすめだ!

おお、育毛に効果が高いといわれている、あのミノキシジルか!

フィンペシアはミノキシジルと併用することで、単独で使うよりもより強い効果を発揮してくれるんだ!今回は、フィンペシアとミノキシジルの併用方法について紹介するぞ。

フィンペシアは、効果を実感するのに時間がかかる薬です。少しでも早く薄毛を改善するため、一緒に使える薬やサプリメントを探している人も多いのではないでしょうか?

この記事では、フィンペシアと併用することでAGAの改善効果をアップさせる薬やサプリを紹介します。併用するとよいもの・よくないものを把握して、安全&効果的にAGAを治療していきましょう!

フィンペシアとミノキシジル外用薬で効果アップ!


フィンペシアとミノキシジル外用薬を一緒に使うと、より効果的にAGAを治療できます。

フィンペシアは、ジヒドロテストロンの生成を抑える薬です。ジヒドロテストロンを抑制することで、抜け毛を防止する効果があります。

一方、ミノキシジルは、血管を拡張させる働きを持つ薬です。血液の流れがよくなることで、血中の栄養素が髪の毛に行き届き、発毛が促進されます。

薄毛を防止するフィンペシアと、発毛を促進するミノキシジルを一緒に使えば、より効果的に薄毛を改善できるでしょう。

実際にクリニックでは、AGAの進行がひどい人には、プロペシアとミノキシジル外用薬の両方が処方されます。また、男性型および女性男性型脱毛症診療ガイドライン2017年版では、フィナステリドの内服薬とミノキシジル外用薬はいずれも「推奨度:A」とされています。

ミノキシジル外用薬は、「リアップ」という市販薬がドラッグストアで販売されています。また、個人輸入代行サイトでは、「ロゲイン」「ツゲイン」「ポラリス」などの海外製品が取り扱われています。

ミノキシジル内服薬との併用はダメ!

ミノキシジルの内服は推奨度D

ミノキシジルには、ミノキシジルタブレット(ミノタブ)という内服タイプのものもあります。

ミノタブは、発毛の有効性に関する臨床試験が行われておらず、安全性が確認されていません。男性型および女性男性型脱毛症診療ガイドライン2017年版では、ミノタブは「推奨度:D」となっています。

CQ14:ミノキシジルの内服は有用か?
推奨度:D
推薦文:ミノキシジルの内服を行うべきではない.
解説:ミノキシジル内服の有用性に関して臨床試験は実施されていない.また,男性型脱毛症に対する治療薬としても認可されている国はない.(中略) 以上のように,ミノキシジルの内服療法は,利益と危険性が十分に検証されていないため,男性型脱毛症・女性型脱毛症ともに行わないよう強く勧められる.

参考:男性型および女性男性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

もともと、ミノキシジル内服薬は血圧を下げる薬です。副作用として毛が生えることが確認されたため、AGA治療薬としても使われるようになりました。しかし、胸痛や動悸、呼吸困難など、多くの副作用も確認されています。

AGAを治療する場合は、プロペシアやフィンペシア、ミノキシジル外用薬やザガーロなど他のAGA治療薬を使った方が安全といえるでしょう。

ザガーロ、デュタスといったAGA治療薬との併用はNG!


ザガーロデュタスといった「デュタステリド」という有効成分が含まれているAGA治療薬とフィンペシアを併用しないようにしましょう。

効果が同じだからといって、フィンペシアと併用してもAGAが早く改善されるわけではありません。反対に、併用することで、肝臓の負担が大きくなってしまい、肝機能障害を起こしたり重い副作用の原因になったりします。

サプリメントとの併用でも効果がある


AGAによる薄毛を少しでも早く、確実に改善したい人は、フィンペシアと一緒にサプリメントを摂るとよいでしょう。サプリメントの中には、AGAの原因となる酵素の働きを抑えたり、発毛を促進したりする成分が含まれているものがあります。

ここからは、フィンペシアと併用するとよいサプリメントの成分を紹介します。

【亜鉛】髪の毛の元になるタンパク質を作る

亜鉛には、髪の毛の元となるタンパク質の合成を助ける効果があります

髪の毛の主成分は、ケラチンと呼ばれるタンパク質です。ケラチンは18種類のアミノ酸によって構成されています。亜鉛は、このアミノ酸の合成を助けることで、ケラチンの生成を促すのです。

亜鉛が不足すると、脱毛症のリスクが高まるとされています。AGAに悩んでいる人は、フィンペシアを服用しつつ、亜鉛を積極的に摂ってみるとよいでしょう。

【ノコギリヤシ】フィナステリドと同じ効果がある!

ノコギリヤシに含まれる成分は、フィナステリドと同じ作用を持ちます。5αリダクターゼを抑制し、ジヒドロテストロンの発生を防ぎます。

実は、プロペシアはノコギリヤシの薬効成分を研究して作られた薬なのです。

イタリアでは、フィナステリドとノコギリヤシのAGAの治療効果の比較研究が行われています。その結果、フィナステリドを使った人の68%、ノコギリヤシを使った人の38%に、発毛効果が見られました。

この研究結果から、フィンペシアとノコギリヤシのサプリメントの併用は、AGA治療の効果を高めるといえるでしょう。

【L-リジン】髪の成長に必要なタンパク質の生成を促進する

L-リジンは、髪の成長に必要なタンパク質の生成を助け、発毛を促す効果があります。

L-リジンは、アミノ酸の一種です。体内で作ることができないため、食事やサプリメントから摂取する必要があります。

L-リジンは、男女を問わず、薄毛、脱毛症の治療に有効であることが証明されています。1997年には、イギリスの「バイオサイエンティフィック」という企業が、L-リジンによる脱毛治療法の特許を取得しています。

L-リジンの摂取量が不足すると、タンパク質を摂取しても毛髪の成長に使われません。他のサプリメントを使っても効果がなかった人は、L-リジンのサプリメントを使ってみるとよいでしょう。

まとめ

フィンペシアとミノキシジル外用薬を併用すると、より効果的にAGAを改善できます。ミノキシジル内服薬は、副作用のリスクが高いため、使わないほうがよいでしょう。

サプリメントの中には、薄毛の防止や発毛に有効なものがあります。少しでも早く、確実にAGAを改善したい人は、サプリメントを併用してみるとよいでしょう。

ザガーロやデュタス、プロペシアなど、他のAGA治療薬との併用は避けましょう。

参考文献・サイト